オススメのスワ旅

武井武雄のユニークな絵の世界を満喫
岡谷市 日本童画美術館(イルフ童画館)

2016.03.09.

岡谷市出身の画家であり、大正から昭和にかけて活躍した武井武雄。子供向けの絵を芸術にまで高め、『童画』という言葉の生みの親でもある、諏訪を代表する芸術家です。

イルフ童画館の呼び名で親しまれている日本童画美術館は、武井武雄の童画や版画、刊本が所蔵されている美術館。『古い』を逆さまにした『イルフ』の名が示すように、時を経ても古びないモダンでユニークな武井武雄の作品は、子供だけでなく大人にも人気が高く、充実したコレクションを鑑賞するために遠方から足を運ぶ人も多い、人気の美術館です。

展示されているのは、児童雑誌に描かれた挿絵のほか、版画、図案、童話など幅広く、マルチな才能がうかがえます。なかでもライフワークだった1冊まるごと芸術作品である刊本のコレクションは必見です。他にも世界で愛されているモーリス・センダックの原画も展示されており、その所蔵数は日本一。武井武雄とセンダック、二人の巨匠の作品が鑑賞できる、贅沢な空間です。

また、1階の『絵本ライブラリーはらっぱ』(入場無料)は、約2000冊の絵本が所蔵されており、気軽に立ち寄ってゆっくり絵本を楽しめるほか、親子で参加できる様々なイベントも開催されています。 ミュージアムショップには、本や文具のほか、お菓子やバッグなど、ここでしか手に入らないオリジナル商品も多く販売されています。お土産にはもちろん、自分用にも欲しくなる愛らしい物がいっぱいで、ついつい長居してしまいます。隣りには武井武雄の童話から名前をとった喫茶『ラムラム』があり、ケーキとコーヒーで憩いのひと時を味わえます。

岡谷市 日本童画館(イルフ童画館)
〒394-0027
長野県岡谷市中央町2-2-1
TEL.0266-24-3319
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