オススメのスワ旅

アール・ヌーヴォーのガラス工芸にうっとり
北澤美術館

2016.03.28.

諏訪湖畔にたたずむ山荘風の美しい建物。ここは、アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸作家、エミール・ガレやドーム兄弟の歴史的な名作を中心に展示している『北澤美術館』です。植物や昆虫をモチーフとした装飾的で美しいアール・ヌーヴォー期のガラス作品は、100年以上もの時を超えてなお、多くの人に愛されています。そのため北澤美術館には、連日たくさんの人々が訪れています。特に美術館の目玉であるガレ作品『ひとよ茸ランプ』は必見です。

今年で開館33年目を迎える北澤美術館は、来館者とのコミュニケーションを大事にしている"対話型"の美術館です。ボランティアのガイドが分かりやすい解説をおこなってくれるので、初心者でも安心。また、スマートフォンを使ってQRコードから解説が表示される新しい試みもおこなっており、時代に合わせて常に進化しているのも人気の秘密です。

他にも、東山魁夷、杉山寧、山口華楊など現代日本画を代表する巨匠たちの名作も展示されており、こちらも併せておすすめです。多目的ギャラリーでは現代作家の個展やグループ展を開催しており、新しい才能と出会う場として人気を集めています。

そして、窓が大きく光がいっぱいに注ぎ込む中2階の喫茶室からはまさに絵画のような諏訪湖の風景が一望でき、特に桜の時期の景色は美しいと評判です。日本を代表する画家・東山魁夷もその眺めを愛し、よく訪れていたことでも知られています。幻想的な作品と諏訪湖の風景に包まれて、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがですか。

北澤美術館
〒392-0027
長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
TEL.0266-58-6000
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