オススメのスワ旅

下社御柱祭 
山出し『木落し』

2016.04.14.

4月8日(金)、9日(土)、10日(日)の3日間、上社に続き下社の山出しが行われ、その最大の見せ場である「木落し」を一目見ようと、多くの観覧客が下諏訪を訪れました。また、街中にはパブリックビューイングが設置され、皆食い入るように木落しの瞬間を見守っていて、普段は観光客で賑わう門前町は、意外と静かにお祭り本番を迎えていました。

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観覧席の会場には、ステージが組まれて奉納太鼓や木遣りが披露されたり、ふるさとブースでは地元食材を使った料理を提供する屋台やキッチンカーが軒を並べてお祭りを盛り上げていますが、その中にお味噌屋さんの法被を着た愛ちゃんを発見!実は愛ちゃんの実家は味噌や醤油を造る醸造店で、お祭り期間中はお父さんを手伝って豚汁や甘酒を販売していました。

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そんな愛ちゃんに、下社の木落しの魅力をうかがいました。「下社の木落しの特徴はなんといっても猛々しさ、勢いです。最大斜度35度の急斜面を一気に御柱が落ちる様子は見ていてもハラハラ・ドキドキします。無事に木落し坂の下で止まった瞬間、観客の歓声と拍手が沸きあがり、私たちもホッとします。」

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どなたか知りあいの方が御柱祭に関わっているのかと伺ったところ、「斧(よき)係、と大御弊保持者(おおごへいほじしゃ)が知り合いです。」とのこと。斧係?大御幣保持者??いづれも聞き慣れませんが、斧係とは、木落し坂の上で御柱を繋ぎとめている綱を一振りで切り落とす係で、大御幣奉持者とは、御柱の曳航で大御幣を掲げる人とのことで、いずれもお祭りの進行には欠かせない重要な役割。こんな氏子の総力が結集されて御柱祭は無事山出しを終え、5月の里曳き、建御柱までしばしの休息となります。

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