諏訪湖の花火

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日本の夏の風物詩である打上花火。
各地で開催される盛大な花火大会には多くの人手があり、飲食や金魚すくいなどの屋台の楽しみながら、夏の夜空を満喫します。
数ある花火大会の中でも諏訪湖の湖上から打ち上げる「諏訪湖祭湖上花火大会」は打上数、規模ともに全国屈指の花火大会です。

「諏訪湖祭湖上花火大会」では、湖上に設置された打上台から40,000発余りの花火が夏の夜空を彩ります。四方を山に囲まれた諏訪湖から打ち上がるため、その音は山に反響し体の芯まで響きます。また、湖面が鏡の役割を果たし、ここでしか見ることのできない花火が味わえます。

この花火大会は、1949(昭和24)年、終戦後の混乱が続くなか、市民が明るい希望を持ち一日も早く立ち直ることを願って始められた花火大会です。毎年8月15日に開催され、約50万人が訪れます。長い歴史の中で培われた煙火師の卓越した技術が、繊細で幻想的な夜空を作り出します。

諏訪湖の花火はこのほかにも、8月上旬から下旬まで毎晩打ち上げられる「諏訪湖サマーナイト花火」があります。
毎晩約15分間、華麗な花火が打ちあがり、宿泊先から、湖畔の芝生から、ゆっくりと楽しむことができます。

さらに、9月上旬には全国の意欲ある煙火師が、従来の枠にとらわれない斬新な発想と独創の技術で創作した芸術性の高い新作花火を競う「全国新作花火競技大会」も開催されます。花火の打上げ場所・観覧場所として全国でも有数のロケーションを誇る諏訪湖で、チャレンジ精神溢れる、ハイレベルな花火を夜空で競わせます。