諏訪の桜

Loading…

日本を象徴する花の一つ「桜」。春の訪れを告げる桜の花の美しさに、多くの人が魅了され、花を眺めたり、桜の木の下で宴会を催したりして楽しみます。しかし、数週間で散ってしまう儚さがあり、桜は日本人にとって一層特別な花であることを感じさせます。
日本には多くの桜の名所がありますが、ここ諏訪にも特別な魅力を持った名所があります。

戦国武将豊臣秀吉の家臣が築いた「高島城(たかしまじょう)」が在する高島公園には約90本の桜があります。雄大な城と桜の組み合わせが見事で、全国のカメラマンからも愛されています。

「横河川」(よこかわがわ)沿いには約4kmにわたり両川岸に約400本の桜が連なっています。映画やCMのロケ地にも選ばれており、背景の残雪残る山々とともに歩行者たちを楽しませてくれます。

蓼科高原にある「聖光寺」(しょうこうじ)の桜。約300本の桜が植えられており、標高1,200mにあることから、本州で一番最後に咲く桜として有名です。また聖光寺はトヨタグループが建てた寺で、交通安全祈願の神社としても有名です。

「水月公園」(すいげつこうえん)は、諏訪湖を一望する高台にある公園で、春になるとソメイヨシノや小彼岸桜が咲き乱れます。園内には松尾芭蕉や与謝野晶子、正岡子規らの句碑や歌碑が30基以上点在し、碑を巡り歩いての文学散歩も楽しめます。

「深叢寺」(しんそうじ)は桜と鐘楼門の組み合わせが人気のスポットです。また枯山水の庭の池には桜の咲く時期にミズバショウをみることができます。ライトアップもあるので、幻想的な桜の風景が楽しますよ。

最後に紹介するのは、「高森観音堂」(たかもりかんのんどう)。樹齢約250年の枝垂桜がそびえ立ちます。見事な桜と茅葺屋根の御堂が相まって、趣ある風景を作りだしています。

【高島公園:長野県諏訪市高島1-20-1(4月中旬が見ごろ)】
【横河川:長野県岡谷市長地権現町4(4月中旬が見ごろ)】
【聖光寺:長野県茅野市蓼科高原4035(4月下旬から5月上旬が見ごろ)】
【水月公園:長野県諏訪郡下諏訪町東町中645(4月中旬から下旬が見ごろ)】
【深叢寺:長野県諏訪郡原村中新田13512(4月中旬から下旬が見ごろ)】
【高森観音堂:長野県諏訪郡富士見町境8059(4月中旬から下旬が見ごろ)】