歴史・文化
古きに囲まれた石段を登ると、山の中腹に現れる上社前宮は、諏訪信仰発祥の地と伝えられている。その昔は諏訪大社の祭祀をを司る大祝の居館をはじめ、多くの建物によって校正されていた。本殿を取り囲むように建つ4本の御柱がよく見える。所在地:茅野市宮川2030
万治の石仏の歴史
1974年、たまたま諏訪大社の御柱祭を見学に来られこの石仏と対面された、画家の岡本太郎さんや、作家の新田次郎さん方が感嘆されたことにより、一躍話題を呼び講演又は雑誌等で全国に紹介され知られることになりました。石仏の「万治」は、この石仏を建立した願主が、万治3年(西暦1660年)と刻まれているところによるものです。
誕生の由来
明暦3年(1657年)、諏訪高島三代藩主忠晴が、諏訪大社下社春宮に遺石の大鳥居を奉納しようとした時のこと。命を受けた石工がこの地にあった大きな石を用いようとノミを打ち入れたおり、はからずもその石から血が流れ出た。驚き恐れた石工は大鳥居の造作を止め、あらためてこの不思議な石に阿弥陀様を刻み、霊を納めながら建立された・・とされているのがこの石仏です。
風貌(ふうぼう)
この石仏は自然石で石質は安山岩でつくられています。
高さ・・・・・2m60cm
横・・・・・・3m80cm
奥行き・・3m70cm
胴回り・・・11m85cm
顔の長さ・・65cm
顔周り・・・・1m38cm
重さ・・・・・・不明

















