涼やかな女神の路

ビーナスラインとは?

ビーナスラインは、本州のほぼ中央にある八ヶ岳中信高原国定公園の高原地帯を抜ける日本でも有数のドライブルート。ギリシャ神話の美の女神ビーナスの名を持ち優美なラインを描きながら天空へと続くこの道は全長76kmにも及び、7市町村をままたいで諏訪エリアから美ヶ原高原までをつなぐ山岳ドライブルート。森林地帯や高原地帯を巡る旅を楽しめる。季節や時期、時の移ろいごとの風景美が心をとらえるのに多くの時間はかからない。

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ビーナスライン/八ヶ岳を楽しむ! オススメポイント!

蓼科高原

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雄大な八ヶ岳の麓。静かに時を重ねてきた蓼科高原。名湯誉れ高い温泉地として古くから親しまれ多くの文人墨客に愛されてきた歴史ある高原リゾート。涼やかな空気と広々とした空を泳ぐ雲、やさしく揺れる花々が彩る景色に、自然と心が満たされる。

白樺湖

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ビーナスラインのほぼ中央に位置する白樺湖。真っ白な幹と鮮やかな緑が印象的な白樺の木立、遮るものがない広い空をゆっくりと流れる白い雲、そのどれもが旅心を鮮やかに彩る。湖畔にはショップやレストラン、ホテル・ペンションが建ち並び、近くにはファミリーに大人気のレジャー施設も。自然と遊ぶのにぴったりな場所。

車山高原

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霧ヶ峰の主峰、車山を中心にのびやかに広がる車山高原。緩やかな稜線の中を歩けば、次第に心が沸き上がる。まるで黄色の絨毯を敷き詰めたように咲く7月のニッコウキスゲをはじめ、季節ごと600種類もの草花が美しさを競うように咲き誇る。日本百名山の中でも「遊ぶ山」の代表格として季節を問わず楽しめるアクティビティが魅力。

霧ケ峰高原

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車山から鷲ヶ峰にかけて、ゆるやかな起伏が美しい霧ヶ峰。その深い翠と抜けるような青空のコントラストは息をのむ美しさ。7月にはニッコウキスゲが咲き乱れ、季節の高山植物が一面を染め上げます。なだらかで広大、どこまでも続く草原は地域の人々の手によって維持されてきた国内でも希少な景観。数々の映画やドラマのロケ地としても有名。

八島湿原

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そこは、一万二千年の時が息づく静寂の場所。霧ヶ峰の北西に位置し、日本最南の高層湿原である八島湿原は、現在も年に1mmつづ泥炭層が堆積し続け、その貴重な生態系に世界的に著名な研究者も絶賛するほど。幾多の時を重ね、自然が作り上げた美の結晶、そっと息づく悠久の歴史を感じられる。

レンゲツツジ

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ビーナスラインでは、斜面全体が朱色に染まり、青空と見事なコントラストを見ることができます。

ニッコウキスゲ

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車山から鷲ヶ峰にかけてゆるやかな起伏が続く霧ヶ峰高原を代表する花がニッコウキスゲ。7月上旬から8月上旬にかけて高原は黄色の花で彩られる。

グライダー

日本のグライダー発祥の地。霧ヶ峰一帯に発生する上昇気流にのって、舞うグライダーを青空の中にみつけることができるかも。

霧ヶ峰の霧

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明け方に諏訪湖から運ばれてくる水蒸気を多く含んだ空気が上昇気流に乗って標高差1000mの霧ヶ峰にたどり着き急激に冷やされると、水蒸気が深い霧となって辺り一面を包み込む。霧ヶ峰では1年に200日以上も霧が出現し、地名の由来にもなってる。