Hot spring

諏訪エリアは湯量も源泉も豊富な温泉天国。上諏訪には500か所、下諏訪には20か所以上の源泉があるといわれており、固有の源泉を持つ旅館なども数多く存在します。また、昔ながらの共同浴場の存在もこの地域の特徴のひとつ。銭湯とはちょっと違う、地域住民が利用するための浴場で、なかには一般客が入ることができる共同浴場もあり、今では温泉浴場好きが訪れています。さらに山あいにも温泉は多く、信玄の隠し湯ともいわれる蓼科のように、湯治場として長い歴史を持つ場所もあります。

神さまとゆかりの深い湯

諏訪エリアにある温泉は、昔から“神の湯”として親しまれてきました。なかでも上諏訪温泉、下諏訪温泉、蓼科温泉には諏訪大社にまつわる謂れや伝説が数多く残されています。また、信玄の隠し湯と呼ばれる秘湯も人気です。

豊富な入浴施設

源泉が多く泉質のバラエティや湯量も豊富な諏訪エリアでは、ひとつのエリアで趣の異なるさまざまな温泉を巡ることができます。ホテルや旅館の外湯のほかに、足湯、公衆浴場なども多く、楽しみ方もさまざまです。なかでも有名なのは、日本最古の保養所として国の重要文化財にも指定された片倉館の「千人風呂」はその名のとおり、たくさんの人がいっぺんに入れるような広々としたつくり。モダンで贅沢な設えも特徴的で、映画のロケ地にも選ばれています。

ディープな温泉

下諏訪町は、中山道で唯一温泉がある宿場町。今でも魅力的な公衆浴場が多くあり、地元の人や観光客に愛されています。鎌倉時代から続く歴史ある温泉や神話に起源をもつものも。個性的な浴場が集まる下諏訪町は、湯めぐりを楽しむのにもぴったりな町です。