諏訪大社4社巡り 諏訪神社の総本社、諏訪大社を巡る

諏訪地域の観光で多くの方々が訪れる諏訪大社。

諏訪湖周辺に上社と下社があり。上社が本宮・前宮、下社が秋宮・春宮に分かれる二社四宮で鎮座しています。

国内だけでなく海外からも多くの人が訪れる諏訪大社を参拝し、清らかで荘厳な空気と、深く落ち着ける唯一無二の魅力を体験してみてください。

本宮

『上社本宮』は、片拝殿が弊拝殿の左右に並ぶ独特の「諏訪造り」

国の重要文化財に指定されている貴重な建造物も多く残っています。

前宮

諏訪信仰発祥の地と言われる『上社前宮』は、高台に建つ神社。

4本すべての御柱に触れられるのはここだけです。

秋宮

日本一大きな青銅製の狛犬や国の重要文化財である大注連縄が飾られた神楽殿など、『下社秋宮』は見所の多い神社です。

春宮

大門からまっすぐ伸びる参道に導かれて辿り着くのが『下社春宮』

下社では最も古い建物である下馬橋が目印です。

御朱印と4社巡り

寺院や神社を参拝すると頂ける御朱印は、その神社を訪れた証として、また、大切な旅の記念になるものですが、近年この御朱印集めがブームになっています。 ここ諏訪大社でも多くの参拝者が諏訪大社参拝の記念にと、御朱印を受けていきます。御朱印帳を購入し、四社参りをする人も増えています。 また、諏訪大社では毎朝6時に御祭神に朝の食事を捧げる神事『朝御饌(あさみけ)祭』が行なわれています。諏訪に逗留したら早起きをして、清冽な空気の中で参拝してみてはいかがでしょうか。

全国25,000か所もある諏訪神社の総本社、諏訪大社。 木落で有名な「御柱祭」を行う神社としてご存じの方も多いのではないでしょうか。 諏訪大社は諏訪湖を挟んで上社と下社に分かれていて、それぞれが2つのお宮を有している珍しい神社です この諏訪大社4社は基本的に同じ神様を祀り、それぞれに4本の御柱が建立されています。 共通点も多いこれらのお宮ですが、それぞれに違った魅力があり、4社を順に巡る「四社めぐり」が人気を集めています。   そんな諏訪大社の魅力に触れるべく、諏訪の国公式アンバサダーのお二人と一緒に4社を巡ってみました。 今回四社めぐりを歩いていただくのは諏訪の国公式アンバサダーのマリーさんと伊沢透さんです。 お二人には茅野市に位置する諏訪大社上社前宮をスタートし、上社本宮、お昼を挟んで下社秋宮、下社春宮の順に参拝するコースを巡っていただきます。

自然との一体感 諏訪大社上社・前宮

諏訪大社上社・前宮は茅野市宮川に位置します。この日は朝からあいにくの雨でしたが、お参りには問題なさそうです。さっそく出発しましょう。 県道沿いの大鳥居から急勾配な階段を上ります。少しいくと左手に十間廊、右手に社務所が見えてきますが、参道はまだまだ続きます。しばらくいくと右手に広がるのは前宮水眼広場です。ここは前宮本殿のさらに上流を水源とする清流の水を引き入れた親水公園で、水車や芝生が施され休憩することができます。

いつの間にか参道はきれない石畳になっています。それをさらに上るとやっと本殿が見えてきました。 実は諏訪大社の他の三社には本殿がありません。本殿を有するのはこの前宮だけなのです。 また本殿の両脇には御柱祭で建てられた2本の御柱が建っているのが見えます。向かって右側が一の御柱、左側が二の御柱です。

先ほどご紹介した水眼の清流はこの二の御柱の脇を滔々と流れています。本殿の手水としても使われていて自然との一体感を感じられるお宮です。 振り返ると茅野の街並みが見渡せ、晴れていればその向こうに八ヶ岳の雄大な姿を拝むことができます。

また前宮は諏訪四社の中でも建立されている御柱を4本とも見ることができる唯一のお宮でもあります。他の3社では三と四の柱は通常人が入れない位置にあるため近くで見ることができません。

さて、四社を巡るならばぜひおすすめしたいのが御朱印集めです。ここ前宮では参道の途中にある社務所でいただくことができます。なぜ御朱印をいただくといいか、それは後ほど説明することにしましょう。

藤森建築・空飛ぶ泥舟・高過庵・低過庵

前宮を出て県道を北に向かうと「神長官守矢史料館」の看板が見えてきます。 すぐ先のせまい路地を左折して登っていくと、突如として宙に浮かぶ不思議な物体が現れます。

これは茅野市出身の建築家藤森照信が設計した「空とぶ泥舟」です。3.5mの高さにワイヤーで吊るされているのは、藤森氏が茅野市民館のワークショップで作った茶室で、イベントの後にこちらに移設されました。

その少し奥にはこれまた非常に高い位置に作られた茶室「高過庵」とその足元に半分地面に埋められたように低い「低過庵」があります。

どちらも看板も説明書きもありません。個性的でありながら周りの里山の景色に溶け込んでいて、異世界に足を踏み入れたような錯覚に陥ります。

諏訪大社上社・本宮

藤森建築群を後にして車で数分、諏訪大社上社・本宮に到着しました。 参道にはお店がたくさん並んで賑やかな雰囲気です。本宮は2つの参道がありますが、今回は北参道からお参りをすることにしましょう。

大鳥居をくぐると、左手に手水舎があります。湯気が出ているのにお気づきですか? なんとここの手水は温泉なのです。雨で冷えた手に暖かいお湯がうれしいですね!

手を清めて振り返ると立派な御柱が目に入ります。これが本宮一の柱です。 二の柱はここから表参道の方向に進んだところで見ることができます。そちらには神楽殿や勅使殿など歴史ある建物が数多く残されていて、厳かな雰囲気を味わうことができます。

一の柱の横にある石段を登り、塀重門をくぐると、左手に戻るような形で幣拝殿が見えてきます。 本宮は本殿を持たないため、この幣拝殿に向けて参拝をします。

本宮は他の三社と御柱の建てられている位置が異なるといわれています。他三社は幣拝殿、もしくは本殿に対して右手前→左手前→左奥→右奥の順で一から四の柱が並んでいます。 しかし本宮では幣拝殿に対して左手前→左奥→右奥→右手前の順に並んでいるのです。これには諸説ありますが本殿を持たない本宮の御神体は背後にある守矢山とする説があり、この山の方向を正面とすると他の三社と変わらない配置ともいえるのだそうです。

幣拝殿の向かいにあるのがお守りなどの授与所。御朱印の授与所は石段を降りて大鳥居の手前左奥になります。 本宮を出たらせっかくなので賑やかな参道の雰囲気も味わいましょう。その場で食べられる参拝団子や玉こんにゃく。他にもお土産物のお菓子や酒類、雑貨といったさまざまなお買い物が楽しめます。

新鮮素材の手作りアイス「HET’s」

本宮の参道を出て左手に1分ほど歩くと「つくりたて生アイスの店HET’s」が見えてきます。

こちらは2021年にオープンしたアイスクリーム専門店です。 こちらのアイスは一度も冷凍していない新鮮な素材から手作りされていて人気があり、この日も小雨が降るなか行列ができていました。

さらりとした口当たりなのに、味はしっかりと濃厚でどれも素材の味がしっかりとします。 季節の味と並んでおすすめはヘーゼルナッツ。 なんとこちらのお店ではヘーゼルナッツの栽培にも乗り出しているそうです。いつかこのお店のアイスが諏訪産のヘーゼルナッツで作られる日がくるかもしれません!

 アフォガードにしたり御柱グリッシーニを刺したりといった楽しいトッピングも用意されているのもうれしいですね。

それでは下社方面に向かいましょう。

山猫亭・はなれ

諏訪湖を半周、30分ほどのドライブで諏訪大社秋宮に到着です。 お参りの前に腹ごしらえをすることにしました。 信州といえばお蕎麦。 この日は参道沿いの手打ちそばのお店「山猫亭・はなれ」にお邪魔しました。

時間はお昼前の時間帯でしたが、すでに食べ終えて出てくる方もいて店内はいっぱいです。 アンバサダーのお二人は冷たい「海老天ざる蕎麦」と温かい「天ぷら蕎麦」を注文。 サックサクに上がった天ぷらとさらりと喉越しのよいお蕎麦を堪能していました。 こちらはお蕎麦はもちろん、一膳カレーやそばちちなどお蕎麦以外のメニューも人気です。

諏訪大社下社・秋宮

お昼ご飯を食べて暖まったところで、秋宮に参拝しましょう。 参道からも見える大きな鳥居は上社とは違い青銅製です。 周囲の木々ともマッチして荘厳な雰囲気が出ていますね。 この鳥居をくぐると正面に立派な大木が見えてきます。 これは夜更けに寝入りのいびきが聞こえるという言い伝えのある「寝入りの杉」です。 この脇を抜けると立派なしめ縄を携えた神楽殿が現れます。その前に鎮座する狛犬も青銅製の狛犬としては日本一の大きさといわれているそうで、こちらで参拝する方も多く見られます。

神楽殿の裏手に回ると幣拝殿がありますので、そこでお参りをしましょう。 それ以上入ることはできませんが、幣拝殿の奥には二つ並んだ同じ建物を見ることができます。 これは新しい方を「神殿」古い方を「権殿」といい、6年に一度の御柱祭に際して左右を入れ替え古い方を建て直すことになっています。 幣拝殿の両脇には右手に秋宮一の柱、左手に二の柱が建っていてこちらは間近に見ることができます。

さて、こちらでも御朱印をいただきましょう。 秋宮の御朱印の授与所はは参道から少し外れたところにあります。 そこから山道に戻る途中には御神湯が出ていて、ここでも温泉に触れることができます。こちらのお湯は上社・本宮のお湯よりかなり熱めです。

四社めぐりのお土産に「大社煎餅」

さて、せっかくの四社めぐり。諏訪大社ならではのお土産も買いたいですよね。

秋宮の鳥居を出てすぐ右手にあるのは「大社煎餅」のお店です。 入るとすぐにショーケースがあり、大社煎餅をはじめとしたさまざまなお菓子が並んでいます。 一番人気はピーナッツせんべいです。 焙煎加工からこだわったピーナッツがたっぷりと練りこまれた歯ごたえのよい一品で、アンバサダーのお二人も軽い音を立てながら味わっていました。

この日もう一ついただいたは「カステラまんじゅう」です。 カステラ生地の中に塩味が聞いたこしあんが入っていてこちらもまた違った味わいでおいしくいただけます。

諏訪大社下社・春宮

さて四社めぐりも最後のお宮になりました。下社の春宮です。 秋宮からですと徒歩で20分ほどかかります。 神楽殿や幣拝殿の配置はほぼ秋宮と同じですが、もう少しコンパクトで全体的に大変趣のあるお宮です。 国道20号線から春宮に向かう交差点には今も鳥居が立っています。 今は住居や店舗が並んでいますが、昔はここからが春宮へと続く参道だったそうです。 その途中に屋根付きの太鼓橋が残っています。 これは下馬橋といってかつてはお参りする際にここで馬を降りなければならなかったため、そのような名前がついたと説明書きがあります。 下社の建造物の中では一番古い建物でもあるということです。

ここで最後の御朱印をいただきます。 ここでこれまでいただいた三社分も見せると記念品を受け取ることができるんです。 この日の記念品はがま口でした。これはどのお宮から回ってもどのお宮でもいただくことができますので、ぜひ四社をめぐる際には御朱印も集めてみてください。

おんばしら館・よいさ

これで四社めぐりは終了です。 しかしせっかく諏訪大社にきたのなら、有名な御柱祭にも触れたいと思いませんか? そんな方にうってつけなのが、春宮から徒歩5分のところにある「おんばしら館よいさ」です。

ここは諏訪人の誇りともいわれる御柱祭の中でも下社の御柱際についての資料の展示や、御柱祭の最大の見所でもある木落し体験ができる施設となっています。 館内に入るとスタッフの方の丁寧な説明や映像資料もあり、実際に御柱祭で使われる道具や装置も展示されていて祭りのことがよくわかります。 庭には実際の御柱とほぼ同じサイズの柱もあり、こちらは実際に乗ってその大きさを体感することもできてオススメです。

さて、諏訪大社「四社めぐり」はいかがでしたでしょうか。 大きな諏訪湖を挟んで点在する四社。 場所も違えばお宮を中心に広がる街並みも違い、それぞれの魅力があります。 ここにはご紹介しきれない各社の見どころ、また周辺グルメや観光スポットもたくさんありますので、 ゆっくり参拝してみてはいかがでしょうか。

上社前宮

上社本宮

下社春宮

下社秋宮

空飛ぶ泥舟・高過庵・低過庵

  • 神長官守矢史料館から歩いてすぐ
  • お車でのアクセス 諏訪ICから約2.3km・8分
  • 公共交通機関でのアクセス JR茅野駅から徒歩40分

つくりたて生アイスの店 Het‘s

  • 住所:長野県諏訪市中洲220-5
  • TEL:0266-55-8784
  • 営業時間:10:00–18:00
  • 定休日 月曜日、祝日の場合、翌火曜日
  • https://namaice-hets-suwa.com/

山猫亭・はなれ

  • 住所:長野県諏訪郡下諏訪町大社通5528-1
  • TEL:0266-27-8192
  • 営業時間:11:00–15:00
  • 定休日 火曜日
  • https://www.yamanekotei.jp/

大社煎餅

  • 住所:長野県諏訪郡下諏訪町立町3571
  • TEL:0266-28-4000
  • 営業時間:09:00~18:00
  • 定休日 木曜日
  • http://taisyasenbei.jp/

おんばしら館よいさ